• 2025年6月13日
  • 2025年6月5日

9. 子宮筋腫の予防は可能?生活習慣とセルフケアでできること

子宮筋腫は、非常に多くの女性に見られる一般的な病気ですが、「どうすれば予防できるの?」と疑問に感じる方もいるかもしれません。残念ながら、子宮筋腫を完全に予防する方法は確立されていません。しかし、発症リスクを下げたり、筋腫の成長を抑えたり、症状を和らげたりするために、日常生活でできる工夫はいくつかあります。

まず、バランスの取れた食生活が重要です。過度な動物性脂肪や加工食品の摂取を避け、野菜や果物、全粒穀物を豊富に含む食事を心がけることが推奨されています。特に、大豆製品に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンと似た働きを持つため、子宮筋腫のリスクを低減する可能性が指摘されています。

次に、適度な運動を習慣にすることです。運動は、血行を促進し、ストレスを解消するだけでなく、肥満の予防にも繋がります。肥満は女性ホルモンのバランスに影響を与えることがあるため、適正体重を維持することは大切です。

そして、ストレス管理は非常に重要です。ストレスはホルモンバランスを乱し、子宮筋腫の症状を悪化させる可能性があります。十分な睡眠をとり、趣味の時間を持つ、リラックスできる活動(ヨガ、瞑想、入浴など)を見つけるなど、自分なりのストレス解消法を見つけましょう。

また、定期的な婦人科検診は、子宮筋腫を早期に発見し、適切なタイミングで対処するために欠かせません。症状がなくても、年に一度は婦人科を受診することをお勧めします。

これらの生活習慣の改善やセルフケアは、子宮筋腫だけでなく、女性全体の健康を保つ上でも非常に有効です。日々の心身のケアを通じて、自然治癒力を高め、病気と上手に付き合いながら、健やかな毎日を送りましょう。

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