• 2025年6月10日
  • 2025年6月5日

6. 生理痛・貧血だけじゃない!子宮筋腫の意外な症状と見過ごせないサイン

子宮筋腫と聞くと、多くの人が「生理痛がひどくなる」「生理の出血量が多くなる」といった症状を思い浮かべるかもしれません。確かにこれらは代表的な症状ですが、子宮筋腫はそれだけではありません。見過ごされがちな、しかし注意すべき「意外な症状」があることをご存じでしょうか。

例えば、筋腫が大きくなり、子宮の前面にある膀胱を圧迫すると、頻繁にトイレに行きたくなる「頻尿」の症状が現れることがあります。夜中に何度も目が覚めてしまうことで、睡眠不足に陥り、日中の活動に支障が出ることもあります。

また、子宮の後ろにある直腸を圧迫すると、便秘や排便時の痛みを引き起こすことがあります。筋腫の位置によっては、お腹の張りや、腰痛、足の付け根の痛みを訴える方もいます。これらは「生理とは関係ないから」と見過ごされがちですが、子宮筋腫が原因である可能性があります。

さらに、出血量が慢性的に多いことで引き起こされる貧血は、だるさ、めまい、息切れ、動悸といった症状として現れます。これらの症状は「疲れているから」と片付けられがちですが、放置すると日常生活に大きな影響を与えます。顔色が悪い、爪が反るなどのサインも貧血の可能性があります。

これらの「意外な症状」が、実は子宮筋腫のサインである場合があります。特に、複数の症状が同時に現れたり、症状が徐々に悪化していると感じたりする場合は、一度婦人科を受診し、子宮筋腫の検査を受けることをお勧めします。早期発見・早期治療が、症状の悪化を防ぎ、生活の質を保つ上で非常に重要です。心身を整え、自律神経をケアすることは、体の不調を和らげ、自然治癒力を高める助けとなります。

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