- 2025年6月6日
- 2025年6月5日
2. 子宮筋腫と診断されたら…知っておきたい検査と診断のステップ
「子宮筋腫」と診断されたら、多くの疑問や不安がよぎるかもしれません。子宮筋腫の診断は、主に婦人科での問診と、いくつかの検査によって行われます。
まず、医師が症状や生理の様子、妊娠・出産の経験などについて詳しく問診します。次に、内診で子宮の大きさや硬さ、形などを触診します。これにより、子宮筋腫の有無や大まかな位置を把握することができます。
最も重要な診断方法の一つが、超音波(エコー)検査です。超音波を使って子宮の内部を画像化し、筋腫の大きさ、数、位置、種類(子宮の内側、筋肉の中、外側のどこにあるか)を詳しく確認します。これは痛みも少なく、身体への負担が少ない検査です。
必要に応じて、より詳細な情報や他の病気との鑑別を行うために、MRI(磁気共鳴画像)検査が行われることもあります。MRIは、筋腫の正確な位置や他の臓器との関係を把握するのに役立ちます。また、出血量が多い場合は、血液検査で貧血の有無や程度を確認します。
これらの検査結果と症状を総合的に判断し、子宮筋腫の診断が確定します。診断後は、治療方針を決定するために、医師から筋腫の状態や治療の選択肢について詳しく説明があります。どんな疑問でも、遠慮なく医師に質問し、納得した上で治療に進むことが大切です。心身のバランスを整え、自然治癒力を高めることは、診断後の心のケアにも繋がり、病気と向き合う力をサポートします。