• 2025年6月9日
  • 2025年6月3日

2,倦怠感に悩むあなたへ:生活習慣の見直しから始める第一歩

心療内科で治療中の皆さまへ。長引く倦怠感や原因不明の疲労感に、お悩みではありませんか? 現代社会では、仕事のプレッシャーや人間関係、不規則な生活リズムが、知らず知らずのうちに心身のバランスを崩し、自律神経の乱れから慢性的な倦怠感を引き起こすことが少なくありません。このような状態は、日々の生活の質を大きく低下させ、精神的な負担も増大させます。

サトワ医療では、こうした身体の不調の背景には、必ずと言っていいほど「生活習慣の乱れ」が隠れていると考えます。例えば、以前の講座で紹介された40代男性のケースでは、多忙な仕事による残業続きで睡眠時間が不規則になり、食欲不振や倦怠感が続いていました。彼の倦怠感改善の鍵は、薬だけに頼らず、日々の生活習慣に意識を向けることにありました。

まず行ったのは、つらい症状を一時的に和らげるための薬の服用でした。これは、心身の負担を軽減し、次のステップへ進むための大切な対症療法です。しかし、それだけでは根本的な解決にはつながりません。

次に彼が取り組んだのは、**「睡眠時間」「食事の時間」**の具体的な見直しです。

  • 夜遅くまで起きていたのを、少しずつ早く寝るように心がけることで、質の良い睡眠を確保し、体の回復力を高めました。
  • 夜遅い時間に食事を摂っていたのを、できるだけ早い時間に済ませることで、消化器への負担を減らし、深い眠りへとつながるよう工夫しました。

これらの変化は、一見すると地味な一歩に思えるかもしれません。しかし、こうした小さな生活習慣の改善が、乱れた自律神経を整え、心と体を深く癒し、ストレス軽減にもつながる大きな第一歩となるのです。

もし今、倦怠感や疲労感に悩んでいるなら、まずはご自身の「睡眠」と「食事」の習慣を振り返ってみませんか? 完璧を目指す必要はありません。ほんの少しの変化から、体調が改善し始めるきっかけが見つかるかもしれません。心療内科での治療と並行して、生活習慣を見直すことで、より効果的な倦怠感改善を目指し、心身の健康を取り戻しましょう。

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