• 2025年6月6日
  • 2025年6月2日

5,薬だけに頼らない!コロナ後遺症の非薬物療法とセルフケア

新型コロナウイルス感染症の後、長引く倦怠感やブレインフォグに「薬だけでは限界があるのでは?」と感じている方もいるかもしれません。コロナ感染後遺症(Long COVID)の治療は、薬物療法も重要ですが、実はご自身でできる非薬物療法セルフケアが、症状の改善と生活の質の向上に大きく貢献します。ここでは、薬だけに頼らず、日常生活で取り入れられる具体的な対策についてご紹介します。


活動後倦怠感(PEM)の管理とペース配分が鍵

コロナ後遺症で最も特徴的な症状の一つが、わずかな身体的・精神的活動の後にも、極端な疲労感や症状の悪化が生じる「活動後倦怠感(Post-Exertional Malaise: PEM)」です。このPEMを悪化させないための「ペース配分(Pacing)」が、セルフケアの最も重要なポイントです。

  • 無理をしない: 疲れを感じる前に休息を取る、一度に多くのことをやろうとしない、活動と休息のバランスを意識する。
  • 「活動日誌」をつける: どんな活動で疲れるか、症状が悪化するかを記録し、自分の「限界」を把握する。
  • エネルギー貯金を意識する: 疲労困憊になる前に休憩を挟む、無理な運動や長時間の集中作業を避ける。 このペース配分を徹底することで、PEMの悪化を防ぎ、徐々に活動量を増やしていくことができます。

症状を和らげるための具体的なセルフケア

  1. 睡眠衛生の改善: 質の良い睡眠は、心身の回復に不可欠です。
    • 毎日決まった時間に寝起きし、規則正しい生活リズムを保つ。
    • 寝室を暗く、静かに、適切な温度に保つ。
    • 寝る前のカフェイン・アルコール摂取、デジタルデバイス(スマホ、PCなど)の使用を控える。
    • 寝る前にリラックスできるルーティン(温かいお風呂、軽いストレッチ、瞑想など)を取り入れる。
  2. 適切な栄養摂取: バランスの取れた食事は、免疫力を高め、体の回復を助けます。
    • 加工食品や糖分を控え、野菜、果物、良質なタンパク質を積極的に摂る。
    • 抗炎症作用のある食品(オメガ3脂肪酸を多く含む魚など)を取り入れる。
    • 必要に応じて、医師や栄養士と相談し、不足しがちなビタミンやミネラルをサプリメントで補うことも検討します。
  3. 穏やかな運動とリハビリテーション: PEMを悪化させない範囲での、軽い運動が推奨されます。
    • 呼吸法や軽いストレッチから始め、徐々にウォーキングなどの有酸素運動を取り入れる。
    • 専門家(理学療法士など)の指導のもと、呼吸リハビリテーションや筋力維持のためのリハビリを行う。
    • 激しい運動は避け、体調に合わせて無理のない範囲で継続することが重要です。
  4. ストレス管理とメンタルケア: 慢性的な症状は大きなストレスとなり、それがさらに症状を悪化させる悪循環を生みます。
    • マインドフルネス、瞑想、深呼吸など、リラックスできる方法を実践する。
    • 趣味や気分転換になる活動を見つけ、意識的にリフレッシュする時間を設ける。
    • 必要であれば、カウンセリングや心理療法も検討し、心の負担を軽減しましょう。

当クリニック独自の「サトワタッチケア」という選択肢

これらのセルフケアに加え、当クリニックが提供する「サトワタッチケア」は、コロナ後遺症に苦しむ多くの方に希望をもたらす非薬物療法です。サトワタッチケアは、ご自身の自然治癒力を最大限に引き出し、乱れた自律神経系を根本から整えることで、心身の深い癒しと休息をもたらします。

特にコロナ後遺症では、自律神経の乱れや慢性的な疲労、ブレインフォグが顕著です。サトワタッチケアは、これらの症状の根底にある心身の不調に直接働きかけ、回復を促進します。薬だけに頼らず、ご自身の身体が持つ力を引き出すことで、症状の緩和だけでなく、本来の活力を取り戻し、より充実した生活を送れるようになるでしょう。ぜひ一度、ご相談ください

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