- 2025年5月26日
12. 真の健康へのカギは「自然治癒力」! 薬に頼らない体を作る
「風邪をひいたら薬」「怪我をしたら病院」。私たちは、体の不調を感じると、真っ先に外からの「薬」に頼りがちです。しかし、本当に体を治しているのは、薬ではなく、あなたの体の中に秘められた「自然治癒力」です。
自然治癒力とは、人間が生まれつき持っている、病気や怪我を自ら治し、健康な状態を維持しようとする力のこと。例えば、風邪をひいても数日で治るのは、ウイルスを自力で撃退する免疫力があるからです。傷口が塞がるのも、骨折が修復されるのも、全てこの自然治癒力のおかげです。
では、なぜ薬に頼りすぎてはいけないのでしょうか? 薬は、症状を一時的に抑える「対症療法」が主であり、体の自然治癒力を直接高めるものではありません。むしろ、薬によっては体に負担をかけ、その自然治癒力を阻害してしまう可能性すらあります。例えば、解熱剤で熱を下げすぎると、体がウイルスと戦うための防御反応を弱めてしまうことがあります。
薬に頼りすぎると、体は「自分で治す」という経験を積む機会を失い、自然治癒力が衰えてしまうことがあります。私たちが目指すべきは、薬に依存する体ではなく、自身の自然治癒力を最大限に引き出し、病気を自らの力で乗り越えられる強い体です。
自然治癒力を高めるためには、体に備わる本来の力を妨げる要因を取り除き、心身が健やかに機能するための環境を整えることが不可欠です。それは、バランスの取れた食事、適度な運動、質の良い睡眠、そしてストレスの管理といった、ごく基本的な生活習慣の徹底に他なりません。
薬は必要な時に上手に使いつつ、普段から自然治癒力を高める生活を心がけること。それが、真の健康への揺るぎない道となります。