• 2025年5月26日

9. 「健康不安」を煽る情報に惑わされない! メディアと医療の真の関係

テレビをつければ健康番組、インターネットを開けば「この症状には要注意!」といった見出しが飛び交う現代。私たちは日々、膨大な健康情報や医療情報に触れています。しかし、その情報が本当に私たちのためになっているのでしょうか?

残念ながら、これらの情報の多くは、特定の目的のために「健康不安」を煽る形で発信されていることがあります。特に、製薬会社や一部の医療機関は、メディアを通じて自社の薬や治療法を宣伝し、消費者の不安を刺激することで薬の消費や医療サービスの利用を促そうとしているかも知れません。

例えば、「新しい病気が発見された」と報じられたり、「この症状は危険な病気のサイン」と過剰に強調されたりすることで、私たちは漠然とした不安を感じ、必要以上に医療機関を受診したり、安易に薬に手を出したりしがちです。

メディアが流す情報の中には、科学的根拠が曖昧なものや、一部の都合の良いデータだけが強調されているケースも少なくありません。私たちは、そうした情報を受け身で鵜呑みにするのではなく、批判的な視点を持つことが重要です。

本当に大切なのは、一方的な情報に惑わされず、多角的な視点から情報を吟味し、自身の体と心に合った選択をすることです。「健康」という名のビジネスがどのように展開されているのかを知り、賢い消費者として、自分の健康は自分で守る意識を持つことが求められています。

あなたの不安を煽る情報から距離を置き、本当に信頼できる情報を見極める目を養いましょう。

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