- 2025年5月22日
1. 薬を飲むと不幸になる? 現代医療への疑問を医師が解説
「薬を飲むと不幸になる」――この言葉に、あなたはどんな感情を抱きますか? 不安、苛立ち、それとも無関心? もしあなたが、日頃から薬の服用に漠然とした違和感を覚えたり、体調不良を薬でごまかしていることに不安を感じているなら、この言葉はきっと心に響くはずです。
私自身、心療内科医として、また代替医療を専門とする内科医として、西洋薬も必要に応じて処方してきました。しかし、長年患者さんと向き合う中で、ある疑問を抱くようになりました。それは、「薬によって症状が改善しても、患者さんが心から喜んでいるように見えない」という現実です。
現代の西洋医学は、病気の「治療」には目覚ましい進歩を遂げてきました。しかし、病気の「予防」や「根本的な解決」にまで十分な力を注げているとは言えません。薬は、痛みや不快な症状を一時的に抑える「対症療法」が中心です。熱が出れば解熱剤、痛みがあれば痛み止め。これらは確かに苦痛を和らげてくれますが、病気の根本原因そのものを解決しているわけではありません。
薬を飲み続けて症状が消えても、もしあなたの心身への負担が変わっていなければ、病気は水面下で進行している可能性があります。さらに、薬には必ず「副作用」が伴います。説明書には山のように記載されており、決して安全なものだけではありません。免疫力の低下など、薬の長期服用が新たな不調を招くケースも少なくありません。
真の健康とは、症状がないことだけを指すのではありません。それは、体が本来持っている力が十分に発揮され、心も穏やかで満たされている状態です。薬は、その状態を取り戻すための一時的な補助に過ぎません。
今こそ、薬との付き合い方を見直し、あなたの体が本当に求める健康について、一緒に考えてみませんか?