• 2025年5月14日

「社会不安障害の診断:何科を受診すべき?詳細な検査内容と国際的な診断基準を解説」

「これはただの恥ずかしがり屋だろうか?」と自己判断せずに、人前での強い不安や緊張が日常生活に支障をきたす場合は、ためらわずに心療内科や精神科を受診してください。社会不安障害の診断は、まず医師による丁寧な問診から始まります。具体的な状況、不安の程度、頻度、持続時間、日常生活への影響などを詳しくお伺いします。他の不安障害(パニック障害、全般性不安障害など)や、うつ病などの精神疾患との鑑別、また甲状腺機能亢進症などの身体疾患を除外するために、心理検査(不安尺度、抑うつ尺度など)や血液検査が行われることもあります。社会不安障害の診断は、世界的に用いられている精神疾患の診断基準であるDSM-5(精神障害の診断と統計マニュアル第5版)やICD-11(国際疾病分類第11版)に基づいて総合的に行われます。これらの診断基準では、特定の社会状況における持続的な恐怖や回避行動、それによる苦痛や機能障害などが詳細に規定されています。正確な診断を受けることは、あなたに最適な治療法を見つけ、社会不安障害から解放されるための最初の、そして最も重要なステップです。

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