• 2026年8月25日
  • 2026年7月15日

第7回:医師が教える熱中症予防!水分補給の正しいタイミングとおすすめの飲み物

前回は室内熱中症の危険性について触れましたが、場所を問わず熱中症予防において最も基本的でありながら最大の効果を発揮するのが「正しい水分補給」です。ただし、単に水分を大量に摂取すれば良いわけではありません。今回は、医学的に効果的なタイミングと推奨される飲料について解説します。

🕒 水分補給を行うべき正しいタイミング

水分補給の鉄則は「喉の渇きを感じる前に摂取すること」です。喉の渇きを自覚した時点ですでに、体内は軽度の脱水状態に陥っています。

  • 起床時および就寝前:睡眠中には気づかぬうちにコップ1杯以上の汗をかいています。
  • 入浴の前後:入浴による発汗で失われる水分を補填します。
  • 外出・運動の前後:身体活動を始める前に、あらかじめ体内に水分を蓄えます。 日常生活においては、「30分〜1時間に一度、数口ずつ」こまめに分けて飲む方法が理想的です。

🥤 熱中症予防に推奨される飲料

  • 麦茶・水:日常的な予防には、カフェインを含まない水や麦茶が最適です。特に麦茶には適度なミネラルが含まれています。
  • スポーツドリンク・経口補水液:大量の発汗があった際は、水だけを飲むと血液中のナトリウム濃度が低下し、かえって体調を崩す原因(低ナトリウム血症)となります。塩分と糖分が適切な比率で含まれたこれらの飲料を選択してください。

❌ 水分補給として不適切な飲料

アルコール類や、緑茶・コーヒーといったカフェインを多く含む飲料は、強い利尿作用を持つため脱水をかえって進行させます。これらは「水分補給」には含まれないことを強く意識してください。

水分補給の基本を押さえた上で、次に目を向けるべきはご家族の健康管理です。次回は、特に熱中症のリスクが高い「高齢者」と「子ども」を守るための、周囲の気づき方と予防策について解説します。

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