- 2026年2月19日
- 2026年1月28日
記事6:片頭痛と間違えられやすい病気~適切な診断の重要性~
「ズキンズキンと頭が痛いけど、これって本当に片頭痛なの?」「他の病気ではないか心配…」。片頭痛の症状は、他の様々な種類の頭痛や病気と似ているため、自己判断や誤った診断に繋がってしまう可能性があります。適切な治療を受けるためには、何よりも正確な診断が不可欠です。
片頭痛と間違えられやすい主な頭痛や病気としては、以下のようなものが挙げられます。
- 緊張型頭痛:
- 頭全体や後頭部が締め付けられるように痛むのが特徴です。片頭痛のような拍動性はなく、光や音過敏も伴わないことが多いです。ストレスや肩こりが原因となることが多いです。
- 群発頭痛:
- 目の奥やこめかみ周辺に激痛が起こり、涙や鼻水、目の充血、まぶたの腫れなどを伴います。特定の時期に毎日、数週間にわたって集中して起こるのが特徴です。
- 薬物乱用頭痛:
- 頭痛薬を飲みすぎることによって、かえって頭痛が慢性化してしまう状態です。片頭痛と診断され、市販薬を頻繁に服用している方が陥りやすいです。
- 二次性頭痛(脳腫瘍、くも膜下出血、髄膜炎など):
- 他の病気が原因で起こる頭痛で、命に関わる緊急性の高い場合があります。今まで経験したことのない激しい頭痛、発熱や嘔吐を伴う頭痛、麻痺や意識障害を伴う頭痛などは、すぐに医療機関を受診する必要があります。
- 三叉神経痛:
- 顔の片側に短く鋭い痛みが繰り返し起こります。
- 高血圧性頭痛:
- 非常に高い血圧が原因で起こる頭痛です。
これらの頭痛や病気と症状が重複するため、自己判断せずに、必ず専門医の診察を受けることが不可欠です。
片頭痛の診断には、患者さんの詳細な問診が最も重要です。頭痛の頻度、強さ、持続時間、痛みの性質(拍動性か締め付けられるか)、随伴症状(吐き気、光・音過敏など)、頭痛が起こるタイミング、誘発因子などを詳しく伺います。必要に応じて、以下のような検査を行うこともあります。
- 頭部MRI/CT検査: 脳腫瘍やくも膜下出血など、二次性頭痛の原因となる病気を除外するために行われます。
- 血液検査: 他の病気を除外するために行われることがあります。
誤った診断のまま治療を進めても、症状はなかなか改善しません。当院では、心療内科の専門医として、患者さんの頭痛の状況を丁寧に伺い、正確な診断と適切な治療方針をご提案することで、患者さんが本来の健やかな生活を取り戻せるよう全力でサポートいたします。「もしかして」と感じたら、ためらわずに専門医にご相談ください。
