- 2026年2月11日
- 2026年1月27日
第8回:今日から実践!医師が教える快眠のための「入浴と温度」の秘訣
不眠症の改善には、通院での治療に加え、日常の生活習慣の工夫も欠かせません。特に重要なのが「体温のコントロール」です。人間は、深部体温(体の内部の温度)が急激に下がる時に、強い眠気を感じるようにできています。この仕組みを上手に利用しましょう。
まず取り入れていただきたいのが、**「就寝90分前の入浴」**です。お湯の温度は38度から40度程度のぬるめに設定し、15分から20分ほどゆっくり浸かってください。熱すぎるお湯は逆に交感神経を刺激してしまうため逆効果です。ぬるま湯に浸かることで、一度体温を意図的に上げ、そこから90分かけて体温が下がっていくタイミングで布団に入ると、驚くほどスムーズに入眠できます。
次に、**「寝室の環境」**です。意外と見落とされがちなのが室温です。快眠に適した温度は、夏場なら26度前後、冬場なら18度前後と言われています。また、湿度は50%〜60%が理想です。「エアコンは体に悪い」と我慢するよりも、一定の温度を保つ方が、自律神経への負担ははるかに少なくなります。
また、入浴後にサトワタッチケアの感覚を思い出しながら、ご自身の手で優しく腕や足をさする「セルフケア」を行うことも、神経を鎮めるのに有効です。
当院のサトワタッチケアで整えた自律神経の状態を、こうした日々の習慣で維持していくこと。それが、再発を防ぎ、毎日を健やかに過ごすための鍵となります。まずは今夜の入浴から、少しだけ意識を変えてみませんか?
