• 2025年12月13日
  • 2025年12月8日

6. 薬だけに頼らない!顎関節症の非薬物療法とセルフケアのヒント

「薬を飲むのは抵抗がある」「日常生活の中でできることはないかな?」そうお考えのあなたも、顎関節症の症状を和らげるために、ご自身でできることがあります。非薬物療法セルフケアは、顎関節症の治療において非常に重要な位置を占め、薬物療法と組み合わせることでより高い効果が期待できます。ここでは、日常生活で手軽に実践できる顎関節症のセルフケアのヒントをご紹介します。

まずは「安静」が大切

顎関節に痛みや違和感がある時、まず心がけたいのは「顎を休ませる」ことです。

  • 硬い食べ物を避ける: フランスパンやタコ、イカ、おせんべいなど、顎に負担がかかる硬い食べ物や、長時間噛む必要のあるガムなどは避けましょう。柔らかいものや、小さく切ったものをゆっくりと食べるように心がけます。
  • 大きく口を開けない: あくびをする時や大笑いする時も、意識して大きく口を開けすぎないように注意しましょう。
  • 痛む側の顎を使わない: もし片側の顎が特に痛む場合は、反対側で食事をしたり、痛む側の顎をなるべく使わないように意識したりするのも有効です。

意識して改善したい生活習慣・癖

無意識に行っている癖が、顎関節症の原因となっていることが少なくありません。

  • TCH(歯列接触癖)の改善: パソコン作業中や集中している時など、上下の歯を無意識に接触させていませんか?「歯を離す」ことを意識するだけで、顎の筋肉の緊張を軽減できます。机やパソコンの画面に「歯を離す」と書いた付箋を貼るなどして、意識的に歯を離す習慣をつけましょう。
  • 頬杖をつかない: 頬杖は、顎関節に偏った圧力をかけるため、癖になっている場合は意識してやめましょう。
  • 片側だけで噛まない: 左右均等に噛むことを意識し、特定の歯や顎ばかりに負担をかけないようにしましょう。
  • うつ伏せ寝や猫背の改善: 姿勢の悪さは、顎関節の位置に影響を与えることがあります。正しい姿勢を意識することも大切です。

顎の筋肉をほぐすストレッチ・マッサージ

顎の筋肉の緊張を和らげることで、痛みを軽減できます。

  • 温める: 蒸しタオルなどを使い、顎の周りを温めると、筋肉の血行が促進され、リラックス効果が高まります。
  • 軽いマッサージ: 顎の付け根や頬の筋肉(咬筋)を、指の腹で優しく円を描くようにマッサージします。痛みを感じない程度の弱い力で行いましょう。
  • 開口ストレッチ: 痛みのない範囲で、ゆっくりと口を開け閉めする運動を行います。無理は禁物です。

ストレス管理も重要

ストレスは歯ぎしりや食いしばりを誘発し、顎関節症を悪化させる大きな要因です。

  • リラックスできる時間を作る、趣味に没頭する、軽い運動をするなど、ご自身に合ったストレス解消法を見つけましょう。
  • 質の良い睡眠を確保することも、ストレス軽減につながります。

当クリニック独自の「サトワタッチケア」という選択肢

当クリニックが提供する「サトワタッチケア」は、薬に頼りたくない、あるいはセルフケアと併用してより効果を高めたいとお考えの方に、ぜひお勧めしたい治療法です。サトワタッチケアは、自然治癒力を高め、自律神経系を整えることで、心身の深いリラックス状態を促します。顎関節症で乱れがちな心身のバランスを整えることで、顎の筋肉の緊張緩和、痛みの軽減、そして全身のリラックス効果も期待できます。

「治りたくない」と思っている人以外はどんな難病でも快方に向かうという、大変稀有な治療方法であるサトワタッチケアは、顎関節症の根本的な改善にも貢献できると考えています。ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

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