• 2025年9月13日
  • 2025年9月11日

3. 関節リウマチの治療法:薬物療法からリハビリ、そして新しい治療薬まで

関節リウマチの治療は、炎症を抑え、関節の破壊を防ぎ、患者さんの生活の質(QOL)を保つことを目的とします。

治療の中心となるのは、薬物療法です。

  • 抗リウマチ薬(DMARDs): 関節の炎症を抑え、病気の進行を抑制する目的で、治療の基本となります。特にメトトレキサートは、治療の中心として広く使われています。
  • 生物学的製剤・JAK阻害薬: DMARDsで効果が不十分な場合や、病気の活動性が高い場合に使用されます。関節リウマチの原因となる特定の物質(サイトカインなど)の働きをピンポイントで抑えることで、高い治療効果が期待できます。
  • ステロイド・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs): 炎症による痛みや腫れを抑えるために、一時的に使用されます。ただし、これらは病気の進行自体を止めるものではありません。

薬物療法と並行して重要なのが、リハビリテーションです。関節の動きを保ち、筋肉の衰えを防ぐことで、関節の機能維持や痛みの軽減に繋がります。無理のない範囲で、関節を動かすストレッチや筋力トレーニングを行うことが推奨されます。

さらに、手術療法も治療の選択肢の一つです。関節の破壊や変形が進行した場合、人工関節置換術などで関節の機能回復を目指します。

関節リウマチの治療は日々進歩しており、新しい作用機序を持つ薬も次々と開発されています。医師と十分に話し合い、ご自身の病状やライフスタイルに合った治療法を選択することが大切です。心身のバランスを整え、自律神経をケアするサトワタッチケアは、治療効果を高め、深い癒しと休息をもたらし、体全体の自然治癒力をサポートすることにも繋がります。

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