• 2025年8月13日
  • 2025年10月22日

6,薬だけに頼らない!線維筋痛症の非薬物療法とセルフケア

「薬を飲んでいるけれど、なかなか痛みが引かない…」「できることなら、薬の量を減らしたい、あるいは薬なしで症状を管理したい」。線維筋痛症で全身の痛みに苦しむ多くの方が、そう願っているのではないでしょうか。実は、線維筋痛症の症状を和らげるためには、薬物療法だけでなく、日常生活でご自身で取り組める非薬物療法セルフケアが非常に重要です。これらの対策は、痛みの軽減だけでなく、心身のリラックスや生活の質の向上にもつながります。


症状を和らげるための具体的なセルフケア

  1. 適度な運動: 痛みが強いと動くのが億劫になりがちですが、無理のない範囲での運動は、線維筋痛症の症状改善に有効であることが示されています。
    • 有酸素運動: ウォーキング、水中ウォーキング、サイクリングなど、心拍数が少し上がる程度の軽い運動を短時間から始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。
    • ストレッチ・ヨガ・太極拳: 筋肉の柔軟性を高め、血行を促進し、心身のリラックス効果も期待できます。痛みを誘発しない範囲で、ゆっくりと行いましょう。
    • 筋力トレーニング: 軽い負荷から始め、徐々に筋力をつけることで、痛みのコントロールがしやすくなることもあります。 運動は、痛みの悪循環を断ち切り、身体機能の維持・向上に役立ちます。
  2. 温熱療法: 温めることで血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎ、痛みが軽減されることがあります。
    • 温かいお風呂: 湯船にゆっくり浸かることで全身の血流が良くなり、リラックス効果も高まります。
    • 温湿布やホットパック: 痛む部分に直接当てるのも効果的です。
  3. マッサージ・リラクゼーション:
    • 優しいマッサージ: 痛む部位を強く揉まず、優しくさするようにマッサージすることで、緊張がほぐれることがあります。
    • アロマセラピー: リラックス効果のあるアロマオイルを使ったマッサージや芳香浴も、心身の緊張緩和に役立ちます。
    • 瞑想・深呼吸: 呼吸に意識を集中させる瞑想や、ゆっくりとした深呼吸は、自律神経を整え、ストレスを軽減し、痛みの感じ方を和らげる効果が期待できます。
  4. 認知行動療法(CBT): 痛みの感じ方やそれに対する考え方を変えることで、痛みの苦痛を軽減する心理療法です。「痛み」を「つらいもの」として捉え続けると、脳の痛みの回路が強化されてしまいます。CBTは、痛みを客観的に捉え、痛みがあっても生活の質を向上させるための具体的な行動を促します。
  5. 睡眠衛生の改善: 良質な睡眠は、疲労回復と痛みの軽減に不可欠です。
    • 規則正しい時間に寝起きする。
    • 寝室の環境を整える(暗く、静かに、適切な温度)。
    • 寝る前のカフェイン・アルコール摂取、デジタルデバイスの使用を控える。

当クリニック独自の「サトワタッチケア」の可能性

これらのセルフケアに加え、当クリニックが提供する「サトワタッチケア」は、線維筋痛症の症状緩和に特におすすめできる非薬物療法です。サトワタッチケアは、身体本来の自然治癒力を引き出し、乱れた自律神経系を根本から整えることで、深い癒しと休息をもたらします。

線維筋痛症の痛みは、自律神経の乱れや脳の機能異常と深く関わっていると考えられています。サトワタッチケアは、この根本的な部分に働きかけ、心身の緊張を解き放ち、痛みの悪循環を断ち切ることを目指します。薬物療法と併用することで相乗効果が期待できますし、薬に抵抗がある方にとっては、安心できる新たな選択肢となるでしょう。

薬だけに頼らず、ご自身の身体と心を整えることで、線維筋痛症のつらい症状から解放され、より穏やかな日々を取り戻すことができます。ぜひ一度、ご相談ください。

銀座レンガ通りクリニック 03-3535-2280 ホームページ