• 2025年7月10日

1:【全般性不安障害】「常に不安」なあなたへ:その漠然とした心配、一人で抱え込まないで

「漠然とした不安がずっと続いている」「何をしていても心が休まらない」「些細なことにも過剰に心配してしまう」—。もしあなたがそう感じているなら、それは**全般性不安障害(Generalized Anxiety Disorder、以下GAD)**かもしれません。GADは、特定の原因がないにもかかわらず、日常生活の様々な出来事に対して過度な心配や不安が持続する精神疾患です。

GADの患者さんが抱える悩みは、非常に深く、そして広範囲にわたります。「将来が不安」「仕事の小さなミスが頭から離れない」「家族の健康が心配でたまらない」「自分は大丈夫だろうか」といった具体的な内容だけでなく、常に漠然とした不安感がつきまとい、心が休まる暇がないという精神的苦痛を訴える方が多くいらっしゃいます。この過剰な心配は、自力ではコントロールが難しく、日常生活に大きな支障をきたします。

身体症状として、不眠、頭痛、肩こり、吐き気、動悸、めまい、倦怠感などが現れることも少なくありません。これらの症状が、さらに不安感を増幅させる悪循環に陥ることもあります。周囲からは「気にしすぎ」と言われたり、理解されにくかったりするため、さらに孤立感を深めてしまうこともあります。

GADは、早期に適切な診断と治療を行うことで、症状をコントロールし、心の平安を取り戻すことが可能です。一人で悩まず、専門医にご相談ください。

当院では、心療内科として、GAD患者さんの心に深く寄り添い、個々の背景や不安の根源を丁寧に理解することから治療を始めます。問診を通じて、あなたの不安のパターン、身体症状、生活背景などを詳しく伺い、多角的な視点からアプローチします。

そして、当院の独自のアプローチであるサトワタッチケアが、GADの根本的な回復に貢献します。サトワタッチケアは、自律神経のバランスを整え、深いリラクゼーションを促すことで、心身の慢性的な緊張を解き放ち、本来誰もが持っている自然治癒力を高めます。常に過敏になっている神経を鎮め、体が本来持つバランスを取り戻すことで、過剰な心配や不安を和らげ、心身の平安を取り戻すことを支援します。

次の記事では、GADの主な症状と、なぜ心が休まらない状態が続くのか、そのメカニズムについて詳しく見ていきましょう。

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