- 2025年7月15日
- 2025年7月10日
6. 気分変調症と自律神経の関係:慢性的な心の曇りを整える鍵
「いつもだるくて、疲れが取れない」「夜は眠れないのに、昼間は集中できない」。気分変調症の症状は、心の落ち込みだけでなく、身体的な不調も伴うことが少なくありません。当院では、この慢性的な心の曇りの根底に、自律神経の長期的な乱れが深く関わっていると考えています。
自律神経とは? 自律神経は、私たちの意思とは関係なく、呼吸、心臓の鼓動、血圧、消化、体温調節、睡眠、ホルモン分泌など、生命維持に不可欠なあらゆる身体機能を自動的にコントロールしている神経です。 自律神経には、主に以下の2つの種類があります。
- 交感神経: 活動時や緊張している時に優位になる神経で、心拍数を上げ、血管を収縮させ、身体を活動モードに切り替えます。「アクセル」のような働きです。
- 副交感神経: 休息時やリラックスしている時に優位になる神経で、心拍数を下げ、血管を拡張させ、身体を回復モードに切り替えます。「ブレーキ」のような働きです。
気分変調症における自律神経の乱れ 気分変調症の患者さんは、長期にわたるストレスや心の疲弊によって、この自律神経のバランスが大きく乱れていることがほとんどです。
- 交感神経の過剰な活動: 慢性的なストレスや不安が続くと、身体は常に危険に備えようとして、交感神経が過剰に優位な状態が続きます。これにより、心拍数が高まったり、筋肉が緊張したり、眠りが浅くなったりといった症状が現れます。
- 副交感神経の低下: 本来、心身を回復させるはずの副交感神経の働きが低下しているため、どれだけ休んでも疲れが取れず、心身がリラックスできない悪循環に陥ります。
- 生命力の低下: 自律神経のバランスが崩れ、心身が慢性的な緊張と疲労状態に陥ると、私たちは本来持っている「生きる意欲」「活動するエネルギー」といった**「生命力」**を失っていきます。この生命力の低下が、「何もできない」「どうせ無理だ」という無気力感や絶望感を生み出し、気分変調症特有の慢性的な抑うつ状態へと繋がっていくのです。
自律神経の乱れがもたらす症状
- 身体症状: 慢性的な疲労感、倦怠感、不眠、食欲不振、頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り、動悸、胃腸の不調など。
- 精神症状: 常にイライラする、不安感が強い、集中力の低下、やる気が出ない、感情のコントロールが難しいなど。
これらの症状は、気分変調症の抑うつ気分と相まって、患者さんをさらに苦しめます。
サトワタッチケア:自律神経を整え、生命力を回復させる 当院の「サトワタッチケア」は、まさにこの自律神経の乱れを根本から整えることに特化したアプローチです。
- 究極のリラックス状態へ誘導: サトワタッチケアは、独特の触れ方とアプローチで、心身を深いリラックス状態へと導きます。これにより、過剰な交感神経の活動が穏やかになり、副交感神経の働きが優位になります。
- 心身の深い回復を促進: 自律神経のバランスが整うことで、心身は「休むこと」「回復すること」が可能になり、本来の機能を取り戻していきます。慢性的な不眠や疲労が改善され、身体の内側からエネルギーが湧き上がるのを実感できるようになります。
- 生命力の回復と感情の安定: 自律神経が整い、生命力が回復することで、心の状態も安定し、抑うつ気分や不安感が軽減されます。これにより、気分変調症の慢性的な「心の曇り」が晴れ、再びポジティブな感情を感じられるようになることが期待されます。
気分変調症は、単なる心の病気だけでなく、自律神経の乱れという身体的な側面からもアプローチすることが非常に重要です。サトワタッチケアは、あなたの自律神経を整え、生命力を回復させることで、気分変調症からの「卒業」を強力にサポートします。