• 2025年6月23日
  • 2025年6月21日

3:健康診断で見つかる不整脈?不整脈の診断方法と精密検査

「健康診断で不整脈を指摘されたけど、特に症状はない…」という方もいらっしゃるかもしれません。不整脈の診断は、症状の有無だけでなく、心臓の状態を詳しく調べることで行われます。

まず基本となるのは、心電図検査です。健康診断でも行われる安静時心電図は、その時点の心臓のリズムを記録します。しかし、不整脈が常に出ているわけではない場合、これだけでは診断が難しいこともあります。そこで重要になるのが、**ホルター心電図(24時間心電図)**です。これは小型の機械を装着し、日常生活を送る中で24時間心電図を記録することで、不整脈の頻度や種類、発作時の状況を詳しく把握できます。

さらに、運動中に不整脈が出やすい方には運動負荷心電図、心臓の動きや構造を確認するためには**心臓超音波検査(心エコー)が行われます。より詳しい検査が必要な場合は、心臓にカテーテルを挿入し、心臓の電気的活動を直接調べる電気生理学的検査(EPS)**を行うこともあります。これは不整脈の原因部位を特定し、治療方針を決定するために重要な検査です。

これらの検査を組み合わせることで、あなたの不整脈の種類や重症度、原因を正確に診断し、最適な治療へとつなげることが可能になります。心配な症状がなくても、健康診断で不整脈を指摘された場合は、必ず専門医に相談しましょう。

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