• 2025年6月14日
  • 2025年6月10日

13.【症例紹介】愛着障害・過敏性腸症候群の40代女性:引きこもりからの解放

長年にわたり、社会との繋がりを断ち、自宅に引きこもっていた40代の女性、Bさんの事例をご紹介します。彼女は幼少期の複雑な家庭環境から愛着障害を抱え、極度の人間不信と自己肯定感の低さに苦しんでいました。また、ストレスを感じると激しい腹痛や下痢を繰り返す過敏性腸症候群に悩まされ、外出することも困難な状態でした。ご家族も彼女を案じ、様々な治療を試みるも、なかなか心を開くことができず、解決の糸口が見つからない状況でした。サトワ医療の門を叩いた当初、Bさんはほとんど会話をせず、常に身体を固くしていました。しかし、サトワタッチケアの優しい触れ合いが始まると、彼女の身体は少しずつ弛緩し、表情にも変化が見られるようになりました。数回の治療後、彼女はぽつりぽつりと過去の経験や感情を語り始め、長年抑圧されてきた感情が解放されていきました。身体症状である過敏性腸症候群も、心の安定とともに徐々に軽減し、外出への不安も和らいでいきました。最も驚くべき変化は、彼女が自ら「外に出たい」と口にするようになったことです。最初は近所の散歩から始め、徐々に買い物やカフェへ行くなど、行動範囲を広げていきました。そして、最終的には就労支援施設に通い始め、社会との繋がりを取り戻し、自分らしい人生を歩み始めたのです。この症例は、愛着障害が心身に与える深刻な影響と、サトワタッチケアがその根源的な心の傷に優しく働きかけ、患者さんを深い孤独から解放し、再び社会へと導く力を持っていることを鮮やかに示しています。Bさんの回復は、多くの同様の悩みを抱える方々にとって、大きな希望となるでしょう。

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