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2017年1120

不眠症…睡眠導入剤でうつ病になる??

心療内科の領域で最も処方されるのが、睡眠導入剤ではないかと思います。

 

日中の興奮が冷めず、翌日に備えて早く寝たいのに眠れなかったりすると、それだけで不安になってしまいます。また、不安な出来事があり悲観的なことばかり浮かんで眠れない夜は耐えがたく、夜を迎えるのが恐ろしくなります。

 

こうしたときは、それ以上の悪化を防ぐために一時的に睡眠導入剤を使用するのも悪くはありません。 しかし、睡眠導入剤を飲めば眠れるようにはなりますから、うつ病への移行を防げるとも考えられるかもしれません。しかし、必ずしもそうとは言えないようです。

 

2001年に短時間作用型の睡眠導入剤と偽薬のランダム化比較試験が行われた結果、睡眠導入剤を飲んだ方が2倍もうつ病になりやすいという結果が出ました。 我々は不安を感じたときに、過度に興奮しないよう脳内でGABAが放出されますが、睡眠導入剤や抗不安薬を飲むと、自身のGABAが必要なくなるため放出量が減ります。 睡眠導入剤や抗不安薬の内服期間が長引くと、自前のGABAが放出されない状態が長く続き続くため、放出能力が弱くなり薬がやめられなくなるのです。

 

そればかりか、うつ病罹患率まで上昇するとなると、 安易な睡眠導入剤の使用は可能な限り避けるべきでしょう。 日常的に瞑想やリラクゼーション など、神経を緩める練習をしておくことが大切です。

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