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BSCブログ

2017年527 ひなたのブログ

私たちを作るもの ~種編④~

戻し交配(バッククロス)を行うことで、雄性不稔はどんどん増えます。
戻し交配とは、他品種から必要な形質を取り込む方法のことです。
例えば、雄性不稔の赤玉ねぎを、通常の黄色玉ねぎにするために、雄性不稔の赤玉ねぎを雌株にして、黄色玉ねぎの花粉をかけます。
すると、赤50%対黄50%の、子F1ができます。
できた子F1も雄性不稔になるので、できた子F1を雌株として、黄色玉ねぎを掛け合わせます。
すると、F2は赤25%対黄75%となります。
この作業を繰り返すと、限りなく黄色玉ねぎに近づいていきます。
突然変異から見つかった赤玉ねぎの雄性不稔因子は、このようにして増え、F1玉ねぎの母株として受け継がれているそうです。
戻し交配は、同じ生物種の中で行われることも、生物種や属を超えた生物間で行われることもあります。
ハマダイコンを使って、キャベツや白菜の雄性不稔F1種を作ったり、かぶと白菜を掛け合わせて「オレンジクイーン」という、中がオレンジ色の白菜が作られたりしています。

 

このように、不自然な方法で作られているため、F1の種は固定種より弱くなり、農薬が必要となります。
それは種を作る過程でもですが、できた種にも、鳥や虫に食べられないよう殺虫殺菌処理、消毒がされます。
そして特に根菜類を作る際には、種を植える前の土にも土壌消毒剤という農薬が注入されます。
土の中にわく虫や病原菌を予防するためです。

 

ところで、このようなものを食べ続けても、人体への影響はないのでしょうか?
成人男性の精子数減少やミツバチに関して気になる現象が起こっていますが、まだ未解明で、あくまでも推測に過ぎません。

 

次回、遺伝子組み換えへ続きます。

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