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BSCブログ

2017年422 ひなたのブログ

私たちを作るもの ~種編③~

今回は雄性不稔植物についてです。
雄性不稔とは、葯(やく)や雄しべが退化し、花粉を作らない、機能的に不完全になることで、雄の機能を果たさないことです。
この雄性不稔植物は、農場試験場で、栽培植物の品種改良を試しているうちに、偶然赤玉ねぎの突然変異から見つかりました。

 

ミトコンドリアに花粉を作らせない遺伝子(雄性不稔遺伝子)を持つものと持たないもの、核にその働きを抑える遺伝子(稔性回復遺伝子)を持つものと持たないものがあります。
野生植物では、ミトコンドリアは雄性不稔遺伝子を持ち、核も稔性回復遺伝子を持つ組み合わせが進化しました。
栽培植物では、ミトコンドリアは雄性不稔遺伝子を持たず、核も稔性回復遺伝子を持たない組み合わせが進化しました。
そして、人間が野生種と栽培種を掛け合わせ、雄性不稔遺伝子を持ち、核は稔性回復遺伝子を持たない組み合わせを作りました。

 

雄性不稔植物は、花粉がつく正常な個体と掛け合わせても雄性不稔となり、母系遺伝で子に伝わることがわかっています。
その性質を利用し、簡単に雄性不稔化できるのです。

 

 

次回、雄性不稔植物の増やし方に続きます。

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