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2016年1129 コラム

がん予防14か条 第9条:塩分摂取の理想は6g

胃がんと食塩の関係を調べるために、患者群(胃がん患者)と対照群(健常人)を比較した研究が28例があります。
有意に胃がんのリスクを上げていたのが15例、残りの研究については、有意といかないまでも、悪影響を与えていました。
男性の部位別がん死亡率は第1位が肺がん、第2位が胃がんです。
1990年頃までは断トツで胃がんが最多でした。

 

最たる原因の一つとして塩分摂取が考えられます。
食べ物の貯蔵法がない昔は東北・北陸地方を中心して塩の摂取量が多く、20gから30gを使用していました。
現在、全国的な平均は13gとなっていますが、まだ多いという事です。

 

ここで大切なのは食塩そのものが癌を引き起こすのではなく、塩が粘液層を破壊することにあります。
自らの胃酸から身を守るため胃の内壁には粘液層があります。
ここに塩分がかかると粘膜が破壊され、外部からの攻撃に弱くなります。
この時食事中にニトロソ化合物などの発がん物質がやってくると胃が癌化します。
つまり、塩だけが悪いのではなく、(塩+発がん性物質)の組み合わせが悪さをします。

 

胃を守ることだけを考える場合、一日の総食塩摂取量は成人で6g以下と言われています。
更には、塩として摂取しなくても自然の食品中に含まれているナトリウムで十分とまで言われ、量も1~2gで良いと言われています。
そうは言っても急に減塩をするのは味気ない気がしますし、生体への負担もありますから、徐々にでも減らしていきましょう。
因みに、醤油小さじ1杯(6g)には1gの塩が含まれています。
醤油などの調味料はごく少量の使用に留めお酢やハーブ、出汁などで味に変化を付けて行きましょう。

(参考:廣畑富雄/食事しだいでがんは防げる)

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