03-3535-2280 診療予約
診療時間
9:00~12:00 / 14:00~18:00
休 診 日
水曜・日曜・祝日

東京都中央区銀座1-6-16 銀座1616ビル4階Google Mapを表示する

BSCブログ

2016年1112 クリニック

食の科学

食生活が健康にとって大きく関わる事は周知の事実です。

 

インドのアーユルヴェーダの起源は5000年前とも言われ、人間と食、病気、環境との密接な関係性を説いてきました。
日本においては、江戸時代の貝原益軒の「養生訓」、明治時代の石塚左玄により養生法が広められました。
「一物全体」「身土不二」「陰陽調和」の三大理念がその柱となっており、季節や食物、体の陰陽論を元に食材や調理法などのバランスが考えられていました。
その後、左玄の食養によって命を救われた桜沢如一は正食を「マクロビオティック」の名前で世界に広めました。
正食は玄米や穀物、全粒粉の小麦製品などを主食とし、野菜、穀物、豆類などの農産物、海藻類を食べるよう勧めています。
これらは、人間の経験的な食が基本となり科学的な根拠は十分ではありませんでした。

 

1977年民主党の副大統領でもあった、ジョージ・S・マクガバンにより、癌の罹患率が年々増加し続ける現状を打破しようと「アメリカ合衆国上院栄養問題特別委員会報告書(通称:マクガバンレポート)」という5000ページにも及ぶ膨大なレポートを発表しています。
このレポートではアメリカ人の食生活を「慢性病は肉食中心の誤った食生活がもたらした食元病であり、薬では治らない。」とし、大量の脂肪、砂糖、食塩が心臓病、がん、脳卒中などの命を奪う病気に直結していることを指摘しました。
その後、1990年、アメリカ国立がん研究所は「デザイナー・フーズ」計画(植物性食品によるがん予防)を発表し、野菜、果物、穀類、海藻類などの植物性食品を研究し、有効性が確認されました。植物性食品に含まれる、数万種類の化学物質のうち約600種の化学物質にがん予防効果の可能性があるとされました。

 

こうして食が病気に直結している科学的なデータが明らかになってきました。
がん予防に効果のある食品・食品成分のうち約40種類をピックアップしてできたのが「デザイナーフーズ・ピラミッド」。
その結果、アメリカでは1990年頃より癌罹患率・脂肪率が減少し、同時に野菜の機能も明らかになり、消費量が増えています。

一覧へ戻る